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トラウマ処理について - ブレインスポッティング

昨日の投稿では、「鬱に効いた3つのこと」と題して、

1.睡眠対策

2.トラウマ処理

3.「考え方」を変える

ことが鬱の状態を好転させるために必要である事を書いた。

今日は、このうちの「トラウマ処理」について、どういったやり方で私がトラウマを克服したか(してもらったか)について述べてみたい。

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私がトラウマ処理をしてもらったのは、とあるカウンセリング機関である。そこを主宰されているカウンセラーの先生に、鬱の症状に20年以上悩まされていることを相談したところ、「ブレインスポッティング」というトラウマ処理の手法があることを紹介された。

ブレインスポッティング(BSP) - 東京多摩ネット心理相談室

鬱を学生時代に発症してから、薬物療法一筋でやってきたものの、鬱の症状がなかなか良くならず、また再発を繰り返すことに「疲れ果てて」いた私は、そのカウンセリング機関を訪れたのであるが、そこでまず、カウンセラーの先生が非常に真摯に私の話を聞いてくれることに本当に驚いた。

それまでは精神科の医師しか相談できる相手はいなかったが、医師の診察は長くても15分程度で、いつも薬の種類や量を調整する事だけで話が終わってしまい、「医者は話を聞いてくれない」という不満をいつも抱えていた。

それにひきかえ、カウンセラーの先生は、真摯に話を聞いてくれたうえに、私の鬱の原因が、過去の経験の中で「終わりきらなかった」脳の情報処理が「トラウマ」というかたちで残っていることにある可能性があると話をしてくれた。

カウンセラーというと、私は「ちょっとした話し相手」に過ぎず、悩みや不安を低減するようなアドバイスをもらって「はい、おしまい。」という世界だと思っていた。なので、その先生の「科学的な」ものの捉え方、説明の仕方、話ぶりに心底驚いた。

ブレインスポッティングとは、眼球の位置と脳の活動部位に関連があることを利用し、目の位置や焦点を1点に固定した状態でトラウマとなっている記憶を経験し直し、処理を終わらせる手法である。

よく、人が何かを思い出そうとする時に、「えーっと…」と言いながら空中を見つめることがあると思うが、「眼球の位置と脳の活動部位に関連がある」というのはそのことと関係している。

正直、「カウンセリング」という「単に話をするだけ」という手法に疑問を持っていた私は、ブレインスポッティングという手法が普通のカウンセリングよりも「科学的」に感じられ、もともと理系の人間であることも手伝って、非常に強い興味が湧いた。

そこで、その先生からブレインスポッティングを受けて、トラウマ処理を行ってみることにした。

その先生の「診察(セッション)」時間は1回60分で、私の場合、トラウマ処理が終わるまでに8セッションを2〜3ヶ月かけて行った。

各セッションの具体的な内容については、これからの投稿で詳しく述べていきたいと思う。

このトラウマ処理の手法は、私の場合、鬱の状態を好転させ、鬱から抜け出すために非常に効果的だったと思っている。

この手法は、鬱病だけではなく各種精神障害発達障害の治療、またスポーツや音楽のトレーニングにも用いられており、欧米などでは近年非常に注目が集まっているという。

とにかく、それまで「生きづらさ」を抱えていた私は、それを克服し、楽になることができた。

皆さんも興味があればぜひ関心を持っていただけると幸いである。